クール終了報告書 様式サンプル(記入例)

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サンプル

これは、介護予防教室をお請けした場合に各クールの終了時にご提出する報告書の様式サンプルです。 記載されている数値・コメントはすべて記入例であり、実際の結果ではありません。 項目とレイアウトは、自治体さまのご要望に合わせて調整いたします。

介護予防教室

クール終了報告書

提出先:◯◯市 ◯◯課 御中 対象:第1クール(全12回) 報告日:20XX年X月X日 作成:株式会社おふとん

本事業で私どもが最も重く見ているのは、教室に来られた回数ではなく、教室のない6日間に何が起きたかです。 週1回120分は、1週間10,080分のうちの120分にすぎません。

そのため本報告書では、出席と測定値に加えて、ご自宅での体操・脳トレの実施記録と、 修了2か月後にまだ続いているかを主たる指標として記載しています。

1実施の概要

会場○○センター 多目的室
対象市内在住の高齢者 25名(66〜84歳・平均 74.2歳/申込 28名)
期間・回数20XX年X月X日 〜 X月X日 週1回・全12回(1回120分)
毎回の内容バイタルチェック/デュアルタスク運動(コグニサイズ・脳トレステップシート)/講話/脳トレ・共動型レクリエーション/今週の宿題の決定
個別面談第3回・第9回にプログラムと並行して実施(1人15分)
測定クール前=第1回・第2回/クール後=第11回・第12回(同一手順・同一測定者)
実施体制統括責任者1名(作業療法士)/看護師1名/補助員3名
参加者の費用負担なし(アプリ利用料を含め、委託料に含まれます)

2参加と修了

参加者

25名

定員どおり

修了者
(10回以上出席)

22名

修了率 88.0%

途中中断

3名

体調2・転居1

平均出席率

86.3%

延べ259 / 300

中断された3名の背景:ご本人の入院1名、ご家族の介護により通所困難1名、市外転居1名。 いずれも第5回までに離脱され、第6回以降の中断はありませんでした。数値は記入例です。

3教室のない6日間 ― ご自宅での実施状況

スマートフォンをお使いの方にはアプリ「まいにち元気道場」を、 お使いでない方には紙の実施カレンダー+脳トレステップシートをお渡しし、 どちらでも同じ指標で集計できる形にしています。

アプリで実施

17名

記録は自動で残ります

紙で実施

8名

次回ご持参・職員が転記

1週あたり平均
実施日数

3.4日

教室のない6日間のうち

週3日以上の方
(12週平均)

64.5%

修了者22名で算出

週3日以上ご自宅で実施された方の割合(12週)

第1週36%
第2週52%
第4週68%
第6週76%
第8週72%
第10週68%
第12週70%

分母は各週時点の在籍者。数値は記入例です。 第2回で「今週の小さな宿題」をご本人に決めていただく運用を始めており、第4週以降に立ち上がる形になっています。

4身体機能・認知機能の前後比較

解析対象 22名(修了者)。正規性を確認のうえ対応のあるt検定、 正規性が得られない項目はWilcoxonの符号付順位検定を用い、効果量(Cohen’s d)を併記しています。

項目クール前クール後変化pd
5回立ち上がりテスト(秒)9.88.4−1.40.0030.71
TUG(秒)10.69.5−1.10.0080.62
TMT-J Part A(秒)42.137.6−4.50.0210.49
ファイブ・コグ 記憶12.414.2+1.80.0400.44
ファイブ・コグ 注意18.120.4+2.30.0180.52
ファイブ・コグ 言語15.616.5+0.90.212n.s.
ファイブ・コグ 視空間認知9.29.8+0.60.334n.s.
ファイブ・コグ 思考11.012.1+1.10.088n.s.

数値は記入例です。有意差が得られなかった項目も、そのまま記載します。 1クール25名では検出力が限られるため、3クール(年75名)を合算した年次解析を主分析とし、 年度末の事業完了報告書でご報告します。

5続けられた方ほど、変化が大きい

ご自宅での実施記録が個人単位で残るため、「どれだけ続けたか」と「どれだけ変わったか」を結びつけてご報告できます。

 週3日以上の群
(15名)
週3日未満の群
(7名)
5回立ち上がり 変化−1.8 秒−0.6 秒
TUG 変化−1.5 秒−0.4 秒
ファイブ・コグ 注意 変化+2.9 点+1.1 点
出席率91.1%76.2%

自宅実施率とTUG変化量の相関:Spearman ρ = 0.52(p = 0.011)。数値は記入例です。 なお本結果は群分けを事後に行っており、因果関係を示すものではありません。

6個別面談と、ご本人の目標

第3回 面談

25名

目標設定・自宅プログラム作成

第9回 面談

22名

達成度の確認・調整

目標を達成

18名

修了者22名中 81.8%

目標はこちらが決めず、ご本人に決めていただいています(記入例: 「孫と動物園を1周歩く」「買い物袋を提げて坂を上る」「朝のラジオ体操に行く」)。 翌週は「何回できましたか」とは伺わず、「何なら続けられましたか」とお尋ねする運用です。

「できなかった日を責められないので、次の週もまた来られました。」

70代・女性(記入例)

「紙のシートが家にあるので、テレビを見ながら足で踏んでいます。」

80代・男性(記入例)

7修了2か月後の状況 (主指標)

週2回以上の介護予防を
継続している方

72.7%

16 / 22名

アンケート回収

22/22

郵送20・電話2

実施記録で
確認できた方

13名

残り3名は自己申告

通いの場・自主
グループへの参加

9名

第11回で橋渡し

数値は記入例です。「続けている」と回答された方のうち、記録で裏づけが取れた方と、 自己申告のみの方を分けて記載します。アンケートだけでは実態がつかめないためです。

※「継続」の定義について。本報告書のこの欄は、 修了2か月後のアンケートと実施記録による「週2回以上の介護予防を続けている方の割合」です。 アプリ側の資料に出てくる「30日継続率」(期間の末日から数えて直近7日以内に1回以上の利用があった方の割合) とは別の指標です。混同を避けるため、本報告書では両者を併記しません。

8地域活動への橋渡し

第11回の講話で市内の通いの場・自主グループを具体的にご紹介し、 ご希望の方には修了後の見学をお手伝いしました。

ご紹介した通いの場3 か所
見学に行かれた方7 名
修了2か月後も参加されている方9 名
脳トレステップシートを持ち帰られた方25 名(全員)

9運営の記録

バイタルによる運動の見合わせ延べ 4 回(血圧高値3・体調不良1)。当日中止は0回。見合わせた方には座位での脳トレにご参加いただきました
事故・ヒヤリハット0 件
欠席された方へのご連絡延べ 31 回(翌日までに電話)
紙教材の追加お渡し24 部
アプリの操作に関するお問い合わせ9 件(うち7件は第1〜2週に集中。初回の設定が山です)

10考察と、次クールへの申し送り

※ 以下は記入例です。

第1〜2週はご自宅での実施が伸びませんでした。アプリの初回設定でつまずかれた方が 7名おられ、ここを教室の中で一緒に済ませた第3回以降に立ち上がっています。 次クールでは第1回のうちに設定までお手伝いすることで、この2週間を取り戻せると考えています。

第9週以降、ゆるやかに低下しました。「寒くなって外に出なくなった」というお話が面談で複数挙がっており、 季節要因の可能性があります。屋内で完結する内容の比重を上げることで対応します。

スマートフォンをお使いでない8名も、紙のカレンダーで 週3.1日の実施が確認できました。 デジタルの可否で参加者を分断しないという設計は、ここまでのところ機能しています。

作業療法士/統括責任者
石田 竜生(株式会社おふとん)

次クールで変えること

11本報告書について

集計の単位 利用状況は、個人が特定できない集計値として算出しています。 個々の利用者の記録をそのまま市のご担当者さまへお渡しすることはありません (個別面談で使用する個人カルテは、受注者が施錠管理いたします)。

歩数について 歩数は、参加されるご本人のスマートフォンの画面に毎日表示されますが、 記録は端末の中だけに残るため、本報告書には含まれません(弊社のサーバーには送っておりません)。 本報告書で「自宅での実施」としているのは、体操・脳トレを実際に行われた記録です。

費用負担の条件 本事業期間中のアプリ利用料は委託料に含まれており、 参加者の自己負担はありません。修了2か月後の継続率は、この条件下での数値です。

自己負担が発生した後の継続 1年間の提供期間が終了する13か月目以降の継続状況についても、 契約期間内は追跡し、年次の報告に含めます。自己負担が生じた後も続くかどうかを、 習慣化の最終的な指標と考えております。

統計について 1クール25名では検出力が限られます。 3クール(年75名)を合算した年次解析を主分析とし、各クールの報告は経過の記述を主たる目的としています。

項目の調整 記載項目・様式は、市のご要望に合わせて調整いたします。 クールの開始前に、何を測り何をご報告するかをあらかじめ取り決めたうえで実施します。

株式会社おふとん(大阪府東大阪市)/ info@ofuton.fun